サピックスの面談で準備しておきたい3つのこと
6年生はそろそろ面談がスタートするところでしょうか。プロとじっくり面談で話す機会はなかなかないので、事前に準備しておくと効率的によい情報を引き出せるかと思います。以下、準備しておくとよかった3つのことをあげておきます。
1 受験校の日程シナリオ
仮でかまわないので、ある程度受験校の日程シナリオを準備しておくとよいと思います。1日AMとPMがだめだったら、2日はここ、などバッドシナリオを特に準備しておくとよいと思います。ここまで下げれば大丈夫でしょう、とか、この受験校だとリスクだから、ここを入れておきましょう、とか、偏差値的にはこれだけど、●●さんには合ってると思います、とか、具体的な話ができるかと思います。
あと大事なのは偏差値やSOでは分からない相性のアドバイスを聞くこと。大丈夫だと思っているところが意外に厳しいですと言われたり、厳しいと思っていたところでも、ここは問題があってるから攻めれると思います、とか、そのあたりが非常に役立ちました。講師個人的な意見として、何対何ぐらいで受かりそうか、おすすめ学校はほかにあるか、など肌感覚も聞いておくとよいです。
あと大事なのは強気なシナリオだけでなく、きちんとリスクヘッジをすることです。年々受験生は増えて競争が激化しているので、うちも大丈夫だと思っていたところも落ちた学校がありました(結果的には志望校に行けたのでよかったですが)。攻めるところはせめて、守るところは守るシナリオをつくりましょう。そのためにも、学校の情報は説明会ふくめて偏りなく集めておくとよいです。
2 具体的な日常の勉強量と内容のメモ
いま、実際にサピックス教材の何をできていて、何に手を付けられていないのか、週間のやっている内容や課題・不安などをメモでまとめておくとよいです。これはいらない、これをやったほうがいい、夏まではこれを、など、その子に応じた具体的なアドバイスを引き出せます。面談する講師は1科目しか見てないと思うので(算数なら算数とか)、できれば他の教科も問題ないか、聞いてもらうようにするとよいと思います。
3 聞きたいことの箇条書きリスト
そのほか、授業内の様子や不安や課題に思っていることなど、聞きたいことの箇条書きのメモを書き出しておくとよいと思います。些細な事でもいいと思います(実はそれが大事だったりするので)。ついうっかり聴き漏れた、ということがなくなりますし、その面談時間内に答えが分からなくても、あとで教えてくれたりします。なにより自分自身の「頭」と「感情」の整理ができますので、やることをお勧めします。
また、この3つのメモができたら、事前に校舎にメールなどで送っておくと効率的に面談が進むかと思います。サピックスは6年生にはぜんぜん塩ではなく、非常にいい対応をしてくれます。プロの意見を引き出すのは親の役目。なかなかない貴重な機会を、よい時間にするためにぜひご参考頂ければ幸いです。